準決勝フランス対ベルギー戦エースの明暗が勝負を分けた?

準決勝フランス対ベルギー戦

ロシアワールドカップ準決勝の一つフランス対ベルギー戦が行われました。

エース・エムバペ擁し、20年ぶりの優勝を狙うフランスと圧倒的な攻撃力を誇る
エデン・アザールやロメル・ルカク擁するベルギーとの一戦は、
世界中のサッカーファンが注目を集める今大会屈指の対戦カードと言われるほど。

そんな世界が注目する一戦は、両国エースの明暗が勝負を分けることになります。

果たして、両国エースのどんなプレー勝敗を左右したんでしょうか?

事実上の決勝戦と言われた一戦は序盤からベルギーペース

フランスとベルギーの準決勝は、事実上の決勝戦と言われていた好カードで、
ここでどちらか1チームが大会を去ることになるのはもったいないの一言。

しかし、逆に考えれば、この一戦を制した方が優勝の可能性が高いとも言えます。

事前の予想では、エデン・アザール、ケビン・デ・ブルイネ、ロメル・ルカク
といったタレント揃いのベルギーが有利ではないかと言われていました。

攻撃力に関しては、今大会でNo.1と言ってもいいぐらい強力ですからね。

実際、試合序盤からベルギーペースでフランスを押していたのは確かで、
フランスは、キリアン・エムバペがサイド突破やスルーパスを見せていましたが、
なかなかベルギーゴールをこじ開けることはできなかったんです。

一見するとベルギーが有利に試合を運んでいるように見えましたが、
フランスの鉄壁守備陣も負けてはいませんでした。

前半試合を支配していたベルギーも思うように決定機を作れなかったんです。

そして、フランスの堅い守備を崩せずに、0-0のまま後半を迎えることになります。

フランスの堅守を避けてサイドを狙う作戦も・・・

この日のベルギーは、フランスの堅い守備をなんとかしようと作戦を練り、
フランスの守備に対して、真っ向勝負をさけたような感じに見えました。

おそらく、強力ボランチが2枚並ぶ中を突破するのは難しいと考えて、
サイドから攻撃する作戦に狙いを定めたんだと思います。

フランスの守備の真ん中に立ちはだかるポール・ポグバ、エンゴロ・カンテ
の世界トップレベルのダブルボランチを崩すのは容易なことではありません。

彼ら2人を含めて、ディフェンスは6人で固めていたことを考えれば、
外から攻めることはとても賢明な作戦だと言えるかもしれません。

正直、ベルギーの攻撃力があれば、そのうちゴールを奪えると思いましたが、
思ったほどサイドからの攻撃が決まらないんです。

やはり、あれだけ人数をかけて中をガッチリ固められたら、
いくらベルギーでもそんなに簡単にゴールを奪うことは難しいんでしょうか。

すると、徐々にベルギーの選手に焦りが見えてくるのがわかったんです。

チームの作戦としては、サイドを辛抱強く攻め続けるはずだったんですが、
ある選手だけはその作戦とは違う動きをし始めていました。

その選手とは、ベルギーのエース・エデン・アザールだったんです。

エース・アザールの個人プレーがベルギーを苦しめる

序盤はエデン・アザールやケビン・デ・ブルイネらの個人技によって、
フランスゴール寸前まで攻め込む決定的な場面も何度かありましたが、
何度もフランス守備陣に跳ね返され続けます。

攻めるベルギーと守るフランスとの我慢比べの試合展開で、
ベルギーは外から崩す攻めでなんとかしたいところでしたが、
エデン・アザールらがサイドにはっていてもボールが来ないんです。

そして、ついにエデン・アザールがしびれを切らしてしまい、
徐々にサイドから中にボールをもらいに動き出したんです。

これでは、せっかくサイドを攻める作戦を続けていたのに、
攻撃のバランスが崩れてしまうのはすぐにわかりました。

この個人プレーがベルギーの攻撃を狂わせることになったんです。

エデン・アザールもなんとかして打開することができればと思って、
致し方なく行った個人プレーだったのかもしれません。

しかし、いくら突破力があるエデン・アザールであったとしても、
ポール・ポグバ、エンゴロ・カンテを中心とするフランス守備陣を崩して
ゴールを奪うことはできなかったようです。

何度ボールをもらいに行っても、すぐに奪われていましたからね。

おかげで攻撃のバランスを崩したベルギーは、ケビン・デ・ブルイネや
ロメル・ルカクも本来のプレーができなくなっていました。

これで試合の流れは少しずつフランスに傾いていきます。

エムバペの柔軟な判断でフランスに勝利をもらたした

チームの攻撃のバランスを乱す原因となる個人プレーに走った
ベルギーのエース、エデン・アザールとは対照的だったのが、
フランスのエース、キリアン・エムバペのプレー。

彼の持ち味でもある圧倒的なスピードによる突破はもちろん、
近くにいる味方選手を活かすパスなど、柔軟な判断をしていました。

個人プレーには走らずに、周りの選手との協調性も考えた頭脳プレーは、
味方の足を引っ張る形となった、エデン・アザールとは明暗を分けた形。

無理に行った結果、ボールを奪われて決定機を作れなかったエデン・アザールと、
無理をせずにその時の状況で最も得点に結びつく確率の高い選択肢をした
キリアン・エムバペのどちらがいいプレーをしたかと言えば、誰もが後者と言うはず。

そして、ついに後半6分にニアサイドに蹴ったコーナーキックに、
ディフェンダーのサミュエル・ウンティティが頭を合わせて
待望の先制ゴールがフランスにもたらされたんです。

その後、フランスはこの1点を守るために守備を固めて守りに入り、
試合はそのまま1-0で終了し、フランスが決勝進出を果たしたんです。

もし、エデン・アザールが最後まで我慢してサイドにずっと張り続けて、
チームがやろうとしているサイド攻撃を最後まで徹底していたなら、
ひょっとしたらベルギーが先制して勝てたかもしれません。

そう考えると、我慢し切れずに個人プレーに走ってしまった
エデン・アザールの判断がちょっと残念でなりませんね。

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